長崎~西洋文化の貿易のはじまりから インテリアを考える

2019.04.14

こんにちは!
インテリアコーディネーターの山賀史子です。
初めての方は自己紹介→よろしかったらご覧くださいね。

春休みに福岡・佐賀・長崎へ旅しました。
九州は人生3回目の訪問・・・。
昨年の西郷どん (NHK大河ドラマ)の影響もあって、興味深々な
幕末から明治へと日本の文化が大きく西洋化し変わる時代背景を
出島和蘭商館跡を散策し、感じる事ができました。

日本とヨーロッパを結ぶ経済・文化の交流がおこなわれ、
今までの江戸文化 いわゆる畳の和室の文化から
活発に行われたオランダとの貿易交流による暮らしの変遷を少しご紹介します。

↓ 出島(江戸時代 日本とヨーロッパの唯一の貿易地)の復元モデル縮小版

出島での交流は17世紀から19世紀にかけ200年ほど、おもにオランダとの交流文化となります。

がオランダから直接長崎へ渡航したわけではなく、
途中 インドネシア、インドへ立ち寄り 砂糖、鹿皮、鮫皮、更紗なども運ばれたということを初めて知りました。

↓ カピタン部屋の大胆なしつらい。
調度品、生活用品はオランダ・日本で購入したもの。
オランダ商館長(=カピタン)の事務所、住居カピタン部屋

↓役人が訪れた際、接客部屋として使用されたそうです。

畳の上に 机や椅子、ベッドやソファーが置いてあります。

和洋折衷の建物ですが、内部も和洋折衷で、畳の部屋の天井や壁に壁紙を貼り、シャンデリアが吊るされており、当時の日本人からすれば新鮮な異国文化だったでしょうね。
壁紙は当時の棟梁がしつらえたのでしょうか。配色がピンクや赤が鮮明で、いまひとつ和の空間に馴染まないという印象です。和洋折衷の始まりですから試行錯誤でのインテリアですね。

西郷どん放送の際、気になっていた時代背景とインテリアを興味深く閲覧しました。
それまでの畳の和の室礼から、ガラッと異国文化に代わる時代。

日本のインテリアの文化はまだ開国されて和洋折衷の文化が到来して、わずか200年たらず。
ヨーロッパの石の文化と異なる日本の侘・寂の自然回帰の風土と
当時全く違うカルチャーの受け入れだったろうと思います。

それでも、日本人が貿易をスムーズに取り計らえるよう、
順応させようとインテリアでも「おもてなし」の精神を慮る資料館でした。

↓夜は、多くの幕末維新志士が集ったという老舗料亭 <一力>へ

↓この料亭の庭風景を坂本竜馬や高杉晋作、井上馨など眺めたのでしょうか・・・。

↓長崎名物
中国料理や西欧料理が日本化した宴会料理の一種 和華蘭料理。 →卓袱料理(しっぽく料理)

画像がぶれてますね・・・申し訳ないです。

とにかく手間のかかったお料理の数々に心がこもっていて感激しました。

長崎の旅は続く・・・。

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